logrotateの設定メモ
仕事で小さなプログラムを書くことになり、その出力ログを管理するために簡単なlogrotateの設定を行った。そのときのメモ。
cat <<'EOT' | sudo tee /etc/logrotate.d/foo > /dev/null /path/to/log/foo.log { missingok monthly rotate 36 compress ifempty create 0664 bar bar dateext } EOT
設定項目
各項目の役割について。
missingok
ローテーションするログがなくてもエラーにしない。
monthly
月1回、ローテーションする。/var/lib/logrotate.status
で管理している日付を基準にする。
$ cat /var/lib/logrotate.status logrotate state -- version 2 ... "/path/to/log/foo.log" 2017-10-16 ...
rotate 36
過去ログをいくつ管理するか。
monthly
の36なので、3年分(12*3)。
compress
過去ログをgzipで圧縮する。
ifempty
ローテーションするログが空ファイルであっても、ローテーションする。
create 0664 bar bar
対象ログのモード、所有者、所有グループ。
dateext
過去ログのファイル名を日付ベースにする。このオプションをつけると、過去ログのファイル名は
/path/to/log/foo.log-20171016
このようになる。
上記の設定の場合、compress
があるので
/path/to/log/foo.log-20171016.gz
このようになる。
論理トレーニング101題を読んだ
随分前に購入したが、読む機会ができたので読んだ。
- 作者: 野矢茂樹
- 出版社/メーカー: 産業図書
- 発売日: 2001/05/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 75人 クリック: 1,253回
- この商品を含むブログ (551件) を見る
本書の例題を通じて感じるのは、書かれている文章が安定しているとは限らないという事実である。
内容を理解するために読んでいる段階で、言葉の誤用や論理的に破綻しているかもしれない文章を、自身の論理力を用いて読み解かなくてはならない。
「読みにくい」「わからない」と判断するのは簡単だが、それが文章の不安定によるものか、自身の論理力の弱さなのか、書かれている言葉の意味が理解できていないか、そのときの自分にはわからないのである。
そのような事実のもとで自分にできることは何か。既に書かれている文章を変えることはできない。それなら自身の論理力を鍛えて自分になりに読み解く他にない。
文章の読解の難しさを気付かされた、そういう本だった。
みんなのPython 第4版を読んだ
- 作者: 柴田淳
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2016/12/22
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る
ここのところずっとPHPのレガシーなシステムを担当しているのもあって、他の言語を使う機会がない。そこで、久しぶりにPythonをやってみることにした。
Pythonにしたのは今、Python言語によるプログラミングイントロダクションを読んでいるから。本書は、Pyhonに関する本をamazonで調べて購入した本のなかの一冊。
本書は、Pythonを使い始める前段階としてPython3のことを知るための入門書である。
内容はPythonの概要から始まり、Anacondaのインストール、言語仕様、データサイエンス、そしてPython2について。
全体的に、図表やプログラムを用いてわかりやすく説明している。プログラムはインタープリター実行可能なくらいにシンプルなものなので、Python3が実行できる環境であれば試せる。
一方、自分がその内容を理解したどうかを確認するための方法、例えば章末にあるような演習問題といったものはない。
だから、まず本書でPythonのことを知り、より深く理解するために他書を読んだり、コードを書いてみる。そのときわからないことがあれば、本書を読み直してみる。そのような使い方になる本だと思った。